【掛軸】本阿弥光悦 七月九日付 書簡

¥770,000

作家名
本阿弥光悦 (ほんあみこうえつ)

作品名
「七月九日付 書簡」

素材
紙本

サイズ
本紙 巾44.3×縦14㎝
総丈巾46.8×縦81.5㎝

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本阿弥光悦「七月九日付 書簡」

この手紙は、弥左衛門なる人物の近況と、
光悦が賀州のもとに10日から逗留する予定を知らせています。

文中の賀州は、伊賀国、加賀国の両方の略称としても用いられますが、
ここでは加賀国のことと思われます。
光悦の父・光二は加賀前田家から扶持二百石を受けて仕え、
光悦もそれを継承しています。

前田利家と親しい交流のあった光悦は、
二代藩主利常にも仕え、
しばしば御用を勤めるため金沢に逗留しました。

光悦は家業の刀剣鑑定家・研磨業の他、
芸術家として様々な作品を創作しています。
この手紙一通を見ても
文字の連綿や行間、空間、余白など、
受取り手にその美を理解してもらえるよう
意図的に書いていることが窺われます。

現在我々が光悦の書をお茶席や床の間で珍重するのは
その美意識を感じとるからでしょう。

また、光悦の手紙に限らず
他の手紙類でも登場人物の肩書や名称、
訪れた場所等よってもその手紙が書かれた年代がわかることもあり、
歴史的な資料としての側面も併せて見ると楽しいのではないでしょうか。



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