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作家名広田百豊作品名涼蔭素材絹本サイズ本紙 42×46.4cm総丈 35.5×128.5cm
略歴広田百豊 (ひろたひゃくほう 1876-1955 / 明治9-昭和30)日本画家。石川県生。名は才一郎。1897年(明治30年)石川師範学校卒、教職に就く。同40年には動橋小学校校長となるが、絵画に力を入れるため京都の小学校に転勤、のち教職を辞して竹内栖鳳に入門、京都画壇で活躍。明治44年(1911)第五回文展で文部大臣賞受賞、以後六回連続受賞。大正11年にはヨーロッパに渡り、新しい画風を開拓した。京都後素協会・巽画会会員。帝展が創設されるに当たっては日本自由画壇の結成に参加。繊細な筆致の美人画を得意とした。
解説色濃く重なり合う青もみじの枝に掛けられた回り灯籠。うさぎの行列の影絵が映し出されています。人間のように馬に乗り、荷物を担ぎ、二本足で歩くうさぎの姿は、高山寺の鳥獣戯画がモチーフでしょう。回り灯籠は走馬灯ともいいます。内外二重の枠を持ち、影絵を貼った内側の軸に取り付けられた風車が蝋燭の熱をうけて回転、影絵が回るよう細工されたもので、夏の風物詩として今も親しまれています。広田百豊は石川県で小学校教師となり校長まで務めましたが、絵に専念するため京都に出て35歳で竹内栖鳳に入門という異色の経歴を持ちます。繊細な美人画で知られましたが、このような明快な色彩とシンプルな構図の洒脱な風物もよく描きました。本図では、もみじの葉一枚一枚の輪郭は描かれず、絵の具の濃淡やにじみによって、重なり合い、青々と茂るさまがたくみに現わされます。影絵にはまるで写真がブレたような滲みをほどこし、絵がくるくると動いてる様子を表現しています。薄墨の夕闇の中、ほのかに浮かび上がる幻想的なうさぎの行列は、夏の涼しげな趣向として町家の床間を飾ったことでしょう。
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