【色紙 / 額装】岸田劉生 洛東小景

¥275,000

作家名
岸田劉生

作品名
【色紙 / 額装】洛東小景

素材
【額装】日本の桑の木で、色紙に合わせて仕立てました。
【紙本】着色

サイズ
本紙 24×27cm
額装 27.7×30.7cm

略歴
岸田劉生 (きしだりゅうせい 1923-1929)
大正12年(1923)9月1日、関東大震災に被災した岸田劉生は、同年10月、妻・蓁と娘の麗子をともなって京都南禅寺近くに移り住みました。
大正9年頃から日本画も描き、東洋美術に傾倒し始めていた劉生は、京都で伝統文化や日本美術に間近に触れ、古美術の蒐集やお茶屋遊びに夢中になりました。放蕩のあまり破綻しかけた家計を立て直すため、画の制作や執筆活動も多く行なっています。
石橋のかかった蓮池が南画風のタッチで描かれた本作には「洛東小景」と自賛があります。本図とほぼ同じ構図で描かれた作品の存在が何点か知られており、そのうち一点は名古屋の美術品蒐集家・木村定三のコレクションのひとつで、現在は愛知県美術館に所蔵される「洛東深緑」と題された作品です。
そこには「京都南禅寺内古池風景」と記されており、本作も同じ南禅寺の風景であることがわかります。おそらく白壁は南禅寺の三門をくぐる西側手前にある勅使門、そのさらに手前にある蓮池から東山を望んだ構図で、劉生気に入りの風景だったのでしょう。
劉生の日記には、この辺りの料亭で食事を楽しんだことなどもしばしば記されています。
また、本作には「岸田劉生色紙画会主趣及清規」と題された栞が付属しています。
「画会」とは画家が自分の作品を売る目的で開く展示会や販売会のこと。劉生は生活費に困ったり、何らかの目的でまとまったお金が必要な時にしばしば画会を開いていました。
栞には昭和の年号が書かれており、申込所として記載されるのは大正15年(1926)劉生が鎌倉に転居してのちの住所です。劉生が最後に開いた画会は、最晩年の昭和4年(1929)欧州行きの資金をつのるため開いたものでしたが、この年9月、南満州鉄道の招待で満州に赴いた劉生は、11月の帰国後病に倒れ急逝。享年38歳でした。
なお、本作品の入っていた色紙箱は、明治・大正・昭和期の同時代に洋画家、版画家として活躍した和田三造による箱書きが付いています。


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